小型モンスター無限供給の様子。
前回までのあらすじ
第4のダンジョン『セントロン』を探索しはじめたウィル。
長らく立ち入りが禁止されていたことにも合点がいく、モンスターたちの苛烈な攻撃に苛まれていました。
これまでのダンジョン探索でも助けられていた、リノカの住民たちの協力も得つつ、徐々に徐々に探索の範囲を広げていきます。
果たして、ウィルはセントロンの守護神の前に辿りつけるのでしょうか。
という、セントロン洗礼編となった前回。
2月27日
全財産の8割強を賭けて実験
前回はセントロンⅢに至りながらも、ポーション忘れなどの人為的ミスにより右往左往しておりましたね。何時間Moonlighterやってるの。
転送宝箱を引けない不運も重なる中、セントロンⅡにポータルを置いて戻ってきたところでした。
リノカに戻ってきて、日付は2月27日。
ということは。
最終日! ……最終日? 最終日っていう言い方なの?
よくわかっていませんが、エドワードさんのところに預けたお金がどうなったか確認ができる日、という意味だと思います。
早速確認しに行きましょう。わたしの100万Gは、どうなったかな?
ん?
んんんんん?????????
なんか……もしかしたら! 本当に、もしかしたらなんですけど!
これ思ってたのと違うな?
てっきり、1週間後に5日分の運用益はこんなもんでしたよーって教えてもらって、そのお金を受け取るもんだと思い込んでいたんですけど。
どうやらそういうことではなく、毎日その日の運用出来高を確認し、いいところで受け取るというシステムなのではないかなと。見た感じ。
“最終日”という言いっぷりは、信託金を受け取ることができる最終日なのではないでしょうか。
そうでなきゃ毎日の上下%表示しませんよね、きっと。なるほどそういう……。
ここでちょっと試してみたい欲が出てしまいました。
これ、このままエドワードさんにお金預けたままにしておいたらどうなっちゃうんでしょう? 没収? 持ち越し?
最終日とあえて書かれているから、このまま没収される可能性が高そうですけど……お金を預ける当日からなんとなく人間的な心というものを感じなかったエドワードさんの、良心というか優しさというか、そういうものを見てみたい。あるなら。
本当にそこまでやるのか? やる男なのかエドワード?
……ということで、最終日を過ぎてもお金を受け取らずにいるとどうなるのか試してみようと思います。身銭を切らなきゃ試せないけど、こんな額でやる実験じゃない。
それにしてもとんでもないな、21%減。ていうかまずこのシステムを説明すべきだったと思うよ、わたしは。毎日お金おろせるんだよーって。なぁエドワードさん。
エドワードさんはそのままにして、身支度と開店準備をすることにしましょう。
まずはエンチャント。ウィッチハットで槍のエンチャントを済ませます。
エンチャントはもう一息ですね。
今日はクエストの納品日なので、ムーンライターも開けなくてはいけません。納品アイテムの数も念のため確認しておきます。不足していたら、開店前にル・リテイラで買い付けてこなくてはなりませんのでね。
無事にアイテムを拾えていたので、そのまま開店。今日は、ダンジョンで拾えた新武器も店頭に並べます。
難しいんですよね、武器の値付け。全然価格の予想がつきません(装備品は商人手帳の参考価格帯表記がないので、バルカンフォージの売値などを参考にするしかないようなのです)(ただ、無精なもので、毎度バルカンフォージでの価格調査はせずに勘でやってます)。
大体大特価でのご提供になってしまうのでねぇ。仕入れ0Gだから、いくらで売れても全て利益なんですけど。
このくらいか? 全くわからん。
開店すると、すぐに納品クエストのお客さんが来店。無事に納品できました。
何度も言いますが、クエスト報酬は店頭に並べて売るよりだいぶ割高。手に入れにくくないアイテムなら、クエストで納品するほうが利益になります。
フィアリーブレイドは装備品希望のお客さんが買ってくれました。
が、
うーん難しい、装備品。
何度も同じものをたくさん拾えるものでもないですから、拾えたらラッキーくらいなものであまり気にしなくていいジャンルだとは思うんですけどね。装備品買いたいお客さんはそこそこいるし、ダンジョンに挑む冒険者の装備が整うんなら、ある程度用意してあげたい商人魂もあり、複雑なところです。
かといって製作してまで売るのはなぁ……絶対手間と製作費と利益のバランス取れないと思うし。
あまり販売アイテム数もなく、クエストカウンターのお客さんを待ってはみたものの、代わりに泥棒が入って来る始末だったのでお昼過ぎに閉店しまいた。本日の売り上げは584,680G。ありがたい。
強化クリスタルが不足中につきエンチャントもできないので、ポーションの補充だけしてすぐにセントロンに戻りましょう。
未知の技術『電気』
セントロンⅡから再開。まずはこのフロアを全探索します。
前回宝箱の中に残してきたアイテムもそのまま維持されているので、全部拾っていきましょう。よかった、無駄にならなくて。
フロアを探索していると、冒険者のメモが。
やっぱり、この世界にはまだ電気の概念が無いようですね。進み過ぎている技術なんでしょう。
リノカの人たちや冒険者が見ても、これまでの岩、樹木、炎や溶岩という現存する自然現象に近い、そこからイメージしやすいもので構成されていたダンジョンとは違って、セントロンはかなり異質に見えるだろうなぁ。
ダンジョンが立ち入り禁止にされるのも納得です。確かに危ない。
セントロンはそれだけ進んだ技術力を有する文明のようですが、その技術力をもってしても、このダンジョンの支配からは逃れられないと考えると、恐ろしいものですね。
謎の先進技術、次元をぶった切ってくっつける『次元断裂』。誰がやってるんだ一体。
フロアのモンスターを一掃し宝箱の中身も回収したので、ここで一旦ポータルを設置します。次は手ぶらでボルティーに挑んで、セントロンⅢ探索に乗り出すことにしましょう。
そこそこ電気のビリビリにやられていてシールドも失っていますのでね。無理しません。
便利に使わせてもらっているけど、前回、この緑のスライム状のものが次元断裂の媒体だとわかってしまいましたからねぇ。出処のよくわからない便利なアイテムや技術、ちょっと中身が判明すると、不気味さを感じますね。
使用者に副作用的なものが無いといいんですけど。
2月28日
さらばエドワード
リノカに無事帰還。ポータルは正常に動作しています。
どんどん仲間が増える、ムーンライターふれあい広場。
いいですね牧場。どんどんにぎやかになってほしい。
さて、一日経ってエドワードさんは、果たしてどんな結論を出したのでしょうか。
早速お話を伺ってみたいと思います。
エドワードさん……
先週のこと記憶から消してやがるこいつ……。わたしの790,000G、どこやった? ポッケ?
没収される可能性は計算に入れていたので、そうなるかぁという感想ではあるのですが、どうにも……なんかこの銀行……というか信託機能、使わないでいいかな……。うちはお店の売り上げだけでやっていくことにしよう。
ある程度の額を預けて貯金できたり、ほんのり利子がついたらいいなぁと思ってた銀行機能でしたが、こういうのなら利用しなくていいかな。そもそも銀行じゃなく信託だったし。エドワードさんに人の心を感じないし。
さよならエドワードさん……。割と序盤から会えるのを楽しみにしていたのに、短い付き合いになっちゃったな。
エドワードさんのもとを去るウィル。
こんなにもストーリー終盤にきて、ここから大逆転で信託銀行必要! となることがあるかわかりませんが。しばしのお別れです。
こちらは安定の毎度お世話になってるウィッチハットのエリスさん。
エンチャントをお願いします。
拾ってきた強化クリスタルで、不足分を賄えました。
ウィッチハットには長くお世話になってますねぇ。そして今回でエンチャントも全て完了。装備の準備も整いましたね。
まだポーションをお願いすることはあると思いますが、本当に最後までお世話になったなぁ。
装備が整ったことで、セントロンの守護神に会うための準備はほぼ完了。あと必要なことといえば、ポーションの補充と守護神の部屋近くにポータルを設置することくらいです。
守護神のことだけ考えればこのままセントロンに向かってもいいのですが、やはりね、ウィルはムーンライターの店主なので、お店を開けます。なによりわたし自身、残り少ないムーンライターでのお店番をなるべくやっておきたい。
もう最終ダンジョン最奥にいる守護神に挑むことが主目的なので、プールしてあったクエスト納品用アイテムも全て放出してしまいます。
クエスト依頼を待ち構える必要もないでしょうからね。売ってしまおう。
お店を開けてお客さんが店内を歩き回る様子を見ていると、さすがに感慨深いものがあります。
初日はゼノンさんに教えてもらいながらレジしてたなぁ。今思えばとっても安い売り上げで喜んでたし、稼いだお金で初めて装備を作ったのも、嬉しかったわねぇ。全てが懐かしい。
おそらくもう一日はお店を開けることになると思いますが、お店番の機会は本当に残り僅か(の筈)と思うとねぇ……みんな、よく買い物に来てくれたなぁ。
どんどんどんどんアイテムの販売単価が上がっていくのに、よくついてきてくれた。肝の据わった消費者たちだよ。ありがとうねぇ。感謝の値下げとかは特にしないんですけど。
この景色とも、じきにお別れすることになるのか……。
ちょっとしんみりしつつ、在庫放出大売り出しの本日は、売り上げ100万G。
HPポーションの摩訶不思議
守護神に会う準備のためにセントロンⅡに戻り、すぐにボルティーと再戦。
エンチャントが済んでいるので、火力面ではかなり安定しました。以前より、体感では撃破までの時間をかなり短縮できるようになったと感じます。
ボルティーを撃破した後は、そのままセントロンⅢへ。ここで、なんとか電気無効の指輪を拾いたい。なんとかお願いしたい。
装備の箱、ありますように……。
ここで新たな牧場の仲間を確保。
電気の筒みたいな、倒した敵を補充するタイプのモンスターが落としたたまごですね。孵化して連れて歩けるようになったら、どんなことしてくれるようになるんだろう?
入った部屋でセントロンスペシャルコース(※)をこの身に受けてHPがごりごりに削られ。
(※)セントロンスペシャルコースとは?
小さいモンスター達が周囲をわらわら囲んでいる状態で、離れたところには倒された小型モンスターを補充してくるデジック、遠くからその場に残るタイプのAoEを放ってくる砲台タイプのモンスターが一部屋に会してしまうコース。
近場の小型モンスターを倒しているとAoEでビリビリされ、倒したと思った小型モンスターはどんどん補充される。
ポーションがぶ飲みオプションが標準装備。
惜しまずがぶがぶHPポーションXLを飲んだところ、不思議なことが。
+500でHPが930を上回ることでオーバーフローするバグ? と思ったのですが、どうやら直前のウィルのHPに関係なく、HPポーションXLを飲むとアクセサリが外れた状態の装備セットに切り替わってしまう、というバグのようです。
※検証したわけではなく、あくまで自分自身のプレイ動画を見直しての考えです。
現在ウィルが、装備することで体力+20%の効果があるゴンの指輪を装備しているので、アクセサリの有無でHP上限が増減するので数値の変化が見えました。そこからの上記推察です。
武器をセカンダリを切り替えることでアクセサリを装備した装備セットに戻ることができます。
これはちょっと怖いバグです。この、敵の攻撃避けられない民にとっては割と死活問題になり得るお話。
ボス戦では特に気を付けたほうがいいでしょう。155のダメージって、ボス戦なら普通にもらう可能性があるダメージ量だと思うし、生死を分けることになりかねないかなと。
早めのポーションは勿論これまでも心掛けていたことですけど、それにプラスして、なにかおかしかったら武器を切り替えよう、というのは覚えておいたほうが良さそうですね。
フロアを全探索したところで、緑のモンスターが出現。
温泉部屋に入って、ポータルを設置して脱出します。
お金も素材も、もう攻略的には必要ないけど、売り物があるのはやっぱり嬉しい。ウィルは高額土産物店ムーンライターの店主ですからね。
次は手ぶらで戻って、セントロンの守護神との初対面を目指しましょう。
3月1日
リノカお礼参り
リノカに戻って、なにか、最終ダンジョン攻略前にしておくことはないかなと考えたのですが、あまり思いつくこともなく……。
とりあえず、リノカの経済を回すために、装飾品を買ってみることにしました。
特に意味はないかもしれませんが。
リノカに出店してくれた恩返しにね。ムーンライターが買ったとあれば、デ・コラツィに同じもの飾りたいって装飾品を求めるお客さんが足を運ぶこともあるかもしれないし。
そして拾ったアイテムを並べて、ムーンライター開店。
もし、セントロンの守護神を倒してストーリー終わり、エンディング、となるなら、これが最後のお店番になるかもしれません。寂しいような、寂しくないような……いや寂しいなぁ。お店番、とても楽しかったので。
セントロンをクリアしたとしても、またカタカッタから順にたまごやアクセサリを探したりはしたいので、Moonlighter自体はまだまだ遊ぶ気満々でいるのですけどね。それでも、そろそろウィルの冒険に一区切りつくのだろうかと思うと、なんともいえない気持ちです。
ウィルはなにを思っているんだろう。
途中ゼノンさんがクエスト依頼に来てくれましたが、申し訳ないですがお断り。もうそんなにお金は必要じゃないだろうし、受注の意味があんまりないですからね。売り上げ的には。
本日の売り上げは120万G。
でっかくなったねぇ、ウィルのお店。ダンジョン攻略もだけど、お店番もウィルはちゃんと頑張っていたなぁ。
手ぶらで守護神に会いに行くため、ポーションを補充。
ウィッチハットのエリスさん、本当に最後の最後までお世話になってますね。ありがとうございます。
守護神『ワッティー』
結局指輪を拾えないままここに至ってしまった、セントロン守護神前。
なんかケーブルがめちゃくちゃ太い。怖……。
これまでとは比べものにならない電圧のやつがいるのかな。耐電の指輪もないのに?
完全にビリビリバチバチしそうなものが部屋に設置されています。もう、本当に指輪欲しい。今からでも突然耐電の指輪欲しい。
部屋の半ばまでさしかかったところで、カメラがぐいっと持っていかれて、
タコ足配線されてる……よくないよ、危ないよ……
アンピィー、ボルティー、そして守護神はワッティー。なんだその可愛い3人組は。
こんなに大きくてビリビリしそうな相手、果たして直接殴っていいのかわからなくて怖いんですが。まずは弓に持ち替えて、様子を見つつ戦います。
近付くことはできるので、試しに叩いたら、
直接攻撃はどうやら大丈夫な模様。少なくともこの状態は大丈夫。
フォームチェンジしたり、見た目に帯電する様子が見えたら気を付けよう。
ワッティーはどうやら、部屋内のでっかネジみたいなものにワープしてきて、いろんなタイプの攻撃をしかけてくるようです。
殴れる時間はかなりあるので、体力は削ることができています。ワッティーのHPバーの残りが減ってきたところで、ワッティーの体色が変化。
そして、でっかネジからでっかネジへの突進攻撃。
ダメージ157。痛い。怖い。
でもワッティーの体力は本当にあと僅か。次のワッティー攻撃中、一気に叩ければ、勝てる!
倒せたぁぁあああ。ワッティー倒せたああああ。
ついに、4つめの鍵も手に入りました。
そして、大きな宝箱に入っていた、今回の戦利品はこちら。
今回は忘れ物がないように、まずリュックに入れるところから。リュックに入れてから内容を確認します。前回サハイヤでの教訓。もう、サハイヤの悲劇を繰り返させはしない。
手に入れた歴史書の内容は以下に書き起こします。
セントロンの歴史書1
この地にはかつて乱脈なる魔力が溢れていた。人や獣が運によって想像を絶する力を手に入れ、力を持たぬ者を虐げた。
セントロンの歴史書2
この世界を形作ったのは、魔力と非魔力のアイダに発生した自然界の未知なる力である。その力はやがて捕らえられ、全てが一変した。
セントロンの歴史書3
未知なる力は制御され、望む者すべてに与えられた。
この力を通じて、我らの文明は栄華を極めた。
メモ:ワッティー
魔力と電子の圧縮を通じて、我々が世代最大の功績、ワッティーを生み出すことに成功した。我々の守護者、そして動力源となるべき存在だろう。
魔法と科学の間で発生した未知の力が、電気として、原理を解明され、利用法が確立されたことで、これまで魔法の力を持つ者持たざる者で分け隔てられていた世界に対して、平等に使える便利なものとして広まっていったというお話ですね。割と我々プレイヤー側に親しみやすいというか、理解しやすい世界観。
魔法でも非魔法でもないから、セントロンのビリビリしているものは、わたしたちプレイヤーが思う電気とは似て非なるものなのかもしれないですね。セントロン内で拾うアイテムは名前からして『ACアダプター』とかなので明らかに電気製品パーツみたいだけど、歴史書やワッティーのメモを読むと、もうちょっと不思議なものなのかもしれません。
魔法と非魔法の融合体のような存在だったと思われる、ワッティー。守護者でありこの文明の動力源だったというワッティーを倒してしまって、これ、大丈夫なの……守護神戦後は毎回「これ大丈夫なの?」と思ってたけど、今回は特にですよ。
文明の中に暮らす人を有事の際の外敵から守る役目だけでなく、日常生活も支えてたってことでしょ? 軍備とインフラを一手に支えていた存在を消し飛ばすなんて、世紀の大罪人じゃない…?
セントロン文明の根幹を揺るがしてしまったけど、そもそもこのセントロンも滅んでいるのか滅んでいないのかもわからないんですよね。歴史書を見る限りは、衰退しているとか絶滅の危機みたいなものが読み取れないので、まだ現存している文明なんじゃないの……?
まぁやっちまった以上どうしようもないので、開発された存在であるなら、もう一度ワッティーを生み出してもらう以外にないんですけれども。どうしよう。すごい怒られないかなこれ。
手に入れたワッティーの指輪、すごい。
タメ攻撃はほぼ使っていないので、体力上昇の恩恵に与ろうと思います。すぐ装備。
おおお。ついに4桁の大台に乗りました。ウィル自体はレベルアップもしないけど、稼いだお金と自力で勝ち取った装備品で強くなったね。
セントロンの守護神を倒し、4つめの鍵を手に入れたので今回はここまで。
まとめと次回抱負
命の危機は非常に感じた守護神戦となりましたが、無事ワッティーを倒すことができました。4つめの鍵を手に入れたので、ウィルとピートの悲願だった5つめの扉を開く準備は整ったということになります。
次回、鍵を開けて、その先を確認しにいきましょう。
コメントを残す