いいやつすぎて心配

一応この辺のプレゼントには頼らない方針。

トロデーン王国の兵士の見た目になれるプレゼント装備
デカい声出ちゃった(DQ8も大好き)

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また本記事ではDQ11Sのネタバレを含みます。DQ11S未プレイのかたは本記事の閲覧に際してはその点にご注意ください。

カミュとの逃避行

前回、脱獄不可と謳われるデルカダールの地下牢獄から逃げ出してきた勇者にとくんと謎の盗賊カミュ。崖から決死のダイブをして、オープニングムービーを眺めてこれからの冒険に思いを馳せたところでしたね。
今回はカミュとの逃避行が始まります。

カミュ、いいやつ

断崖絶壁からのジャンプした後、意識を取り戻すとカミュのスパダリ仕草から冒険スタート。

ベッド脇に待機しているカミュ
ベッド脇待機

この、意識を失った人をベッド脇で待つスタイルってなんなんですかね。やられる側としてはまあまあ嫌じゃないかなって毎度思うんですけど。
ただまぁどうにもカミュはいいやつなので、目覚めたときに見知らぬ天井だと混乱するかなとか考えてくれたんですかね。

そう、なんか、妙にいいやつなんですよねカミュ。こんなにいいやつだったっけ? と毎回感心してます。

崖から落ちて流されたところを助けてくれたシスターから、故郷であるイシの村にデルカダール兵が向かったと聞かされたにとくんに対して、早まって来た道を戻ってはいけないと嗜めつつ、

別案を提示してくれる優しさ
別案を提示してくれる優しさ

故郷を心配するにとくんの気持ちを察して、ちゃんと別の手段を執ろうと提案してくれる配慮。めちゃくちゃいいやつじゃないか。こんな優しかったっけ?
今選べる択の中で、なんとか村に行かせてやろうという気持ちに感動。カミュは仲間思いのいいやつです。

サラサラヘアーが目立ちすぎるということで、フードもくれました。

お揃いだね
お揃いだね

カミュだって面が割れてるわけですから、いざというときはフード被るつもりなんでしょうけど、顔隠すくらい真深くフード被った二人組、結構な怪しさじゃないか……? 平気?

デルカダールに忘れ物があるということで、イシの村に向かう前に一度戻りたいというカミュの用事を済ますため、ふたりで再度デルカダールに戻ることになりました。

(カミュ、仲間入り)(仲間加入のME再生)(いい曲ですよね DQ2思い出す)

レッドオーブの行方

道中サイドクエストも済ませてクエストNPCのアドバイスで涙ぐんだり、

こういうこと言われるだけでジワッとくる崩壊した涙腺
こういうこと言われるだけでジワッとくる崩壊涙腺の持ち主である(泣き+1)

また道中のモンスターを観察したり手あたり次第に倒したり、あとは採取ポイントの素材をしっかり集めながらデルカダールに戻りました。といっても、真正面からは入れないので、デルカダール城下町の下層からこっそり侵入。

カミュの用事とやらは1年前に盗み出したレッドオーブを回収することだというので、隠し場所に向かいましたが何故かレッドオーブは忽然と姿を消していました。
この隠し場所のことは、一緒に盗みの仕事をしていた『デク』しか知らない……つまり、デクが横取りしたに違いないと、今度はデクの行方を追うことに。

下宿していた宿の女将から得た情報によれば、デクはデルカダール城下町の一等地に店を構えているとのことで、カミュ、大層ご立腹。

そもそもなんでカミュは捕まったんだろうね
そもそもなんでカミュは捕まったんだろうね

そういえば一等地エリアに、『突然やってきて店を出した裕福な人』みたいに噂されているお家がありました。あそこがデクの店か。マジで覚えてないなこのへんのお話。やり直して良かった。

昔の仲間を締め上げてオーブ取り上げるのか……カミュは怒ってるけど、実際そういうのって辛いことだよね……とちょっとしんみりしながら(NPCに仲間を大切にしろと言われてジワッときた直後ですしね)デクの店に向かうと、全然暴力沙汰にはならず。

感動の再会
感動の再会

デクはカミュが自力で脱獄してくる(或いは放免される)と信じ、なんとか便宜を図ってもらえるよう兵たちに袖の下渡したり、なにかいろいろしてくれていたようです。盗みの才能はなかったけど商売の才能があったとかで、結構な財産を自分の力で築いた模様。

めちゃくちゃいい話じゃないか。

一等地に店を構えるだけではなく、奥さんまでもらってしっかり商売人として、真っ当な人間として成功していたデク(窃盗の罪についてはどう償ったのか知りませんが)。しかも奥さんもちゃんとカミュのことを知っていて、デクの過去についても聞かされている様子。やるな。

盗みの才能がなかったというデク。でもそんなデクをカミュは『相棒』と呼んでいて、裏切りについてすごく怒ってたんですよね。それってつまり、ちゃんと信頼していたんでしょう。
盗みの面で頼りにならない相棒のことを、気にかけていつも面倒見てたんだろうなぁ。だからここまでデクに慕われてる。マジでいいやつだなカミュ。覚えてなくて本当にごめん。

デクはカミュが隠したレッドオーブを国に返却したものの、その行方については常に動向を監視してくれていたらしく、

有能デク
有能デク

現在はデルカダール神殿に移送されて守られていることがわかりました。
お誂え向きにデルカダール神殿はイシの村と同じ方向。次なる旅の目的地が決まりました。

デクも一緒に来るか? と誘うカミュに対して、デクは即答で『行けない』と言うんですけど、ここも良い関係性だなと思いました。
昔の関係性にこだわり過ぎて無理して帯同することはしないデクと、それならしっかり店と奥さんを守れよと気持ち良くデクの決断を受け入れるカミュ。お互いの領分を守ろうという、良い関係ですね。みんないいやつだな。

ナプガーナ密林

デルカダール神殿とイシの村へ向かうために通るルート上には、秘境と呼ばれるナプガーナ密林なるエリアがあるとのこと。

秘境、密林、何も起こらないはずもなく
秘境、密林、何も起こらないはずもなく

ナプガーナ密林のことはなんとなく覚えています。犬がいるはずです。
確かある程度ストーリーが進んでから、別ルートで訪れることになるエリアだったような、そんな記憶。犬がなんだったかまでは覚えておりません。

カミュとデクの口ぶりだとある程度の危険地帯のようなのですが、それじゃあその奥にあるイシの村の存在が広く知られていないのもうなずけるというか。イシの村は、よく平和に存続できてたね……やっぱ神の岩のご加護なんですかね。

ちょっとここで、運命の分かれ道というか神の悪戯というか。

ナプガーナ密林に入ってすぐのところに商人さんがいたので装備が更新できるか確認していたところ、ブーメランがなんだか強そうだったので購入。

ナイフより強い
ナイフより強い

攻撃力が上がる上に全体攻撃ならまあいいかということで、恐らく無印DQ11のときにもほぼ持たせていなかったブーメラン装備になりました。

このブーメランがですね……マジで良くって。
DQ11Sお持ちの方は是非ご自分の耳で確認していただきたいんですが、ブーメランをカミュがキャッチするときの音、すごくいい音すると思いませんか? 思いますよね?????
ヤバいいい音がするので、すっかりこれにハマッてしまいまして。カミュは単一ボス戦以外ブーメラン固定だし、スタメンも固定したいと思います。音が良すぎる。無理。好きな音がする。

閑話休題。

ナプガーナ密林のキャンプでは、カミュから『ふしぎな鍛冶台』を受け取りました。ありがたい。これ確かかなりお世話になるはず。そしてかなりだったはず。

商品売るのは向いてなさそうなカミュ
商品売るのは向いてなさそうなカミュ

プレゼントしてくれた発想の経緯についてはちょっと気になる発言もありましたが、ありがたく使わせてもらうことにしましょう。

問いただしてもいいか?
問いただしてもいいか?

汗水たらすのがお似合いだってか? いいよ、たらしてやるよ!
その汗の染み込んだアイテムを存分に装備させてやるよカミュ!!!!!

そして記憶にほんのりあった、犬登場。

困ってて可哀想
困ってて可哀想

隣に小屋もあることだし、この小屋の住人が何かで困ってるとかで、犬が助けを求めてるんだったかな……? と慌てて目的地に向かったら、この犬こそがモンスターにイタズラされて姿を変えられた木こりだということが判明。

なんだ……犬が困っているわけじゃなかったのか……。

ちょっとホッとしつつモンスターを討伐したところ、無事に木こりの呪いも解けて、壊されていた橋の修理にも対応してもらえることになりました。

『死後強まる念』じゃなくてよかったね、マンプクさん
『死後強まる念』じゃなくてよかったね、マンプクさん

橋を渡り、素材を拾い、ナプガーナ密林を抜けて、イシの村まではあと一息です。

変わり果てた故郷

和やかなイシの村

勇者にとくんを災いを呼ぶ悪魔の子としてとんでもない熱量で捕獲しようというデルカダールの兵が向かったわけですから、イシの村も無事で済んでいるわけもないでしょう。
密林から村までの経路には変わった様子はありません。しかしまだ安心はできない……慌てて村に入ると、そこには予想外の光景が広がっていました。

変わりないイシの村
駆け回る子供
お変わりないペルラさん

あれ?

なんだかめちゃ長閑。確か村は酷い目に遭わされるんじゃなかったっけ?
わたしの記憶違い? このタイミングじゃないのかな? と本気で混乱しましたが(無印とSの違いでなにかあったのかと思ったレベル)、不思議なカットも流れたんですよね。

ルキだよね?
ルキだよね?

ルキと思われる犬が走っていくカットがあったんですが、どう見ても子犬。ルキの子供にしたって、そんなに時間経ってない……てことは過去か。え、なんで急に過去?
本気で覚えていないので狼狽。

そして、第一村人の言葉で疑惑が確信へと変化しました。これ、マジで過去ですわ。

にとくんを知らない様子の村人
にとくんを知らない様子の村人

理由はわからないけど、過去の時代のイシの村に迷い込んでいるらしいにとくん。
と、いうことは、これはもしかして、会えるのでは?

テオに、会えるのでは!?

テオに会えるのはぼんやり記憶にあるんですが、もっと後だと思っていました。テオに会えるの嬉しい。
村人たちの話も聞きながら(そして勿論アイテムも回収しながら)、急いでテオを探しました。

優しいおじいちゃん

ペルラさんに思いっきり不審者扱いされて半泣きになりましたが(ガチで心抉られる)、エマはスカーフを取って返してあげたことで、大人のにとくんを疑うことなく、案内を申し出てくれました。

ルキが可愛すぎる
ルキが可愛すぎる

これ10年くらい前のことなのかなぁ。とするとルキもそれなりに老犬よなぁ。それであんなにふたりを助けようと、成人の儀一緒に来てくれてたのかぁ。

いや本当にイシの村のみんな(人間)も心配なんですけど、ルキになにかあったらマジでデルカダールを粉々にするしかないんだけど……ルキ大丈夫かな……ルキになにかあるんならさすがに記憶にあるだろうと思うんですけど、ショックすぎて記憶から消してる説も存在するからかなり不安。
ルキ、無事でいてくれ。

エマの案内で村はずれの道に入ったところで、若干記憶が蘇りました(わたしの)。

見覚えある……
見覚えある……

確かここ、つらく哀しい気持ちで何度も歩いたところです……多分そう。世界が大変なことになってから、ここにみんなが避難して身を寄せ合ってなかったっけ?
割とそういうシーンが本気でつらいので、心臓がざわざわします。

村はずれの道の突き当りで、遂にご対面。

自分に会うってまあまあの禁忌な気がするけど大丈夫?
自分に会うってまあまあの禁忌な気がするけど大丈夫?

幼い頃の自分も見えます。自分の後ろ姿を見るってとてつもない恐怖体験だと思うけど、にとくんのSUN値は大丈夫ですか。振り返る瞬間なんて、ゲームが違ったらすっごいSE鳴って画面揺れるところですよ。

またペルラさんのときのように伝わらなかったらどうしようかと思いましたが、

こんなの泣く(泣き+1)
こんなの泣く(泣き+1)

事情はわからないながらも、目の前の青年が自分の孫であることを見抜くテオおじいちゃん。ペルラさんの態度で抉られた分、もうこの一言でびゃっとなってしまう(涙が)。

にとくんの現状を聞いたテオおじいちゃん、あまり時間がなさそうなので、未来の孫のために何かを埋めておいてくれるとのこと。急な展開にも冷静に決断をして、それを伝えてくれる……なんだかこのおじいちゃんも只者らしからぬ雰囲気ありますよね。この辺境の村で暮らしているのもなにか事情がある、すごい人とかなのでは。

イシの大滝の三角岩を掘ってみてごらんと言われて、ここでどうやら時間切れ。目の前にいるのに、その姿が消えてしまいそうに。

そのテオおじいちゃんが最後に伝えてくれた言葉。

(泣いてる)
(泣いてる)

『人を恨んじゃいけないよ』。
すごいことを言うなぁ。だって恨むものわたしは。

テオだって長い時間を生きてきたわけだから、人を恨んでしまう人間の心だって当然知っているし、理解もしているわけでしょう。その上での言葉だからね。
やっぱねえ、敵わないのよ、徳の高い人の言葉には(徳の低い者、平伏すしかない)。

人を恨んじゃいけない……か…… でもデルカダールは焼きたい。

ちょっとここ、もう今は会えないテオとの邂逅ということもあってわたしに効きすぎたらしく、録画見返したら引くくらい泣いてたし、にとくんの放置モーションが5周してました。こんなになってるとは思わなんだ。さすが、脆い通り越して怖いと謳われる涙腺。

実に良いシーンでしたね……。

デルカダールを焼こう

視界が光に包まれて気が付くと、そこは崩壊したイシの村でした。
カミュとの会話で、どうやら大樹の根の力で過去を見ていたということが判明します。先ほどまで見ていた光景から一辺、やはりイシの村は謂われなき罪で焼かれてしまっていました。

不穏な噂を聞いて駆けつけたという神父さんも、この言葉。

「……悪魔の子を育てた罪深き村を、裁きの炎によって浄化したと、デルカダールの王さまはおっしゃいました」
「しかしこの光景を前にして、まことに罪深きはどちらか、私にはもはやわかりません……」

本当にそれよ。なんでここまですんの。いやわかってるんですけどなんとなくは。
改めて許せん。

正直なところ、『勇者の行いとしてはどうかと思いますが、デルカダールを焼きますか?』の質問が出たら、はいを選びたくなるくらいには許せないんですよねここの部分。

イシの村のみんなが最終的には無事だった記憶があるのでそこは一応安心してるんですけど、それにしたってこの現状を見て許せるわけがないですからね。
デルカダール王と従った兵たちは絶対に許さないし償わせるけど、その前段階として故郷は焼く。そのつもりで今後旅をしていきます。

旅の方針も決まったところで、今回はここまで。

次回、テオの遺してくれたものを受け取りに

まだまだ先と思っていたテオとの対面が叶って、驚きながらの帰郷となりました。
このことからもわかるとおり、本当に細かいイベントの順番とか覚えていないようなので、再プレイなのにめちゃくちゃ新鮮に楽しんでます。いいんだか悪いんだか。

このあやふや具合だと、追加されたものだと気付けないままに「え~こんなだったっけ~え~すごい~」とか言いながらストーリー進んでしまいそう……まぁそれはそれでいいんですかね。上手いことDQ11Sの掌の上で踊らされてるってことで。

次回は過去で言葉を交わすことができたテオに教えてもらった、イシの大滝にあるという何かを確かめに行くところからですね。
この崩壊したイシの村で一晩過ごして冒険を中断するのもすごく気が重いですが……再スタートでまたこの風景見るわけですからね。しんどい。

ではまた次回。

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にと
長年DQ3で生きてきた人間です。恒常ゲーはFF14、LoLなど。好きなジャンルはRPGで、ゲーム以外ならうさぎと手帳が好き。ごみ捨てに行くだけで筋肉痛になる、深刻な運動不足。